第53回創玄展 「覺(覚)」森岡静江
4.5尺×3.5尺 136cm × 96cm
大きな紙の上に立って書きます。
まずは呼吸を整え真っ白な紙面と対峙するところから、すでに制作は始まっています。たった一文字ですから、その日その時の心のありようが如実に表れてしまいます。ですから、何枚書いてもダメな日もあれば、ふっと一枚スムーズに出来上がることもあります。まあ99%はダメな日で残り1%、いえそれ以下の傑作の生まれる可能性を求めて来る日も来る日も書くわけです。
これで満足というものはありません。締め切りになって、あきらめて出すという具合ですね。