コロナウイルスの感染拡大もまったく収束のめどが立たず、不安な毎日をお過ごしのことと思います。
現在、休校にして通信添削に切り替えている教室が多いですが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、いきなり通信でご自宅で練習しなくてはならなくなり、制作の時間や場所を確保するのもなかなか困難だったりすることと思います。
けれども、このコロナ禍を逆手に取って、ご自宅での練習を是非、意義あるものにしていただきたいと考えます。
教室での練習は、直接、私がお手本を書いているところを見てイメージすることができたり、その場でポイントを教わりすぐに実行してみることができます。また、お仲間をつくり励まし合いながら練習できることもより効果的です。
けれども、ご自宅での孤独な練習時間というものは絶対に必要なものでもあります。
初学の方もこれから沢山学んでいく上で、いつかはきっとそういう時間を作らなくてはならなくなります。書と一対一で向かい合うのです。先生もお仲間もいない自分と向き合う時間です。そこに自分なりの気づき、創作への第一歩が潜んでいます。是非、そんな時間を大切にしてみて下さい。
長時間を取ろうとすれば無理があると思います。たとえ10分でも筆をとる時間を作りましょう。時間を忘れて夢中になっている自分がいるかもしれません。悩んだことイライラしたことがすっーとするかもしれません。逆に書の難しさ、奥深さに打ちひしがれることもあるでしょう。それもすべて、成長へ導いてくれる過程です。
それでは、もうしばらくご無沙汰になりますが、くれぐれもご自愛下さい。